酔いどれ船
L’ ART BRUT BIS TRO(ラート・ブリュッ・ビストロ)
ココでは様々なドラマツルギーが溢れている。
そして、僕の行きつけの飲み屋であり、フランス語の学び舎でもある。
ココで流れる音楽は喧騒の中を響き渡り、空間を弾ませアルコールを美味しくさせる。
スタンドで葡萄酒を煽りながら、流れる音楽とアルコールに酔いしれる。
全てから開放された気分になる。とても居心地がよい。酒が美味い。鼻歌も歌いたくなる。
エミール・クストリッア のサントラからトム・ウェイツ とTetes raides (テッド・レッド)にパスカル・コムラード
JAZZだったらJ・コルトレーン、H・ハンコック、J・ラインハルト、C・コリア ets・・・
ホントにココのパトロン(経営者)のミランとは音楽の相性が良い。
結構、外国人同士で音楽の趣味が合う人みつけるの苦労するんですよね。
しかし考えてみれば、日本人も一緒か(苦笑)
最近、ココで聞いた音楽で、僕の音楽魂に火を点けてくれるフランスのミュージシャンを見つけた。
その名はLa rue Ketanou ( ラ・リュ-・ケタヌゥ )
因みに、このCDジャケットを手掛けているのは、過去ログ『パリの壁画 』で紹介したJerome Mesnager。
* 上の画像はラ・リュ-・ケタヌゥのホームページより参照
主にギタールにアコディオンとコントラバスからなるトリオ編成で
ジタンのメロディーにロックや民俗音楽を混ぜ込み、なおかつ呟きのようなフランス語の歌詞。
日本で知られているのかは分からないが、僕はこのバンドに凄く興味を持っている。
そう言えば最近、彼らのライブを観に行った。
上記の画像は、その日のライブ風景を撮影。
ちなみにココのライブハウス兼飲み屋は、レズビアンの溜まり場でその筋の方には有名です。
しかも無料。何故かと言うと、フランスのライブハウスはチケットなど買わなくても聞ける場所がある。
麦酒だけ頼んでライブは無料という所が多い。
これでもラ・リュ-・ケタヌゥ はフランスのラジオ局FIPでも結構流れているのだ。
興味ある方は、過去ログ 『ブログを書きながら聞いてください 』 にアクセスしたらFIPが聞けます。
ようは飲み屋がミュージシャンを雇い、その日の売り上げのパーセンテージをギャラとして支払う形だろう。
それからMam (マム)も是非お勧めしたい。
主にMusette(ミュゼット)をベールにジャズ・民俗音楽をフュージョンしたグループである。
こちらも日本で知られているか分からないが・・・
しかもミュゼット界の大御所。フランソワ・パリジも特別参加しているのだ。
『パリ・ミュゼット・①』と言うコンピレーションアルバムに参加してるアーティストで
ミュゼットファンは知っている方もいるだろう。
ココをクリック してくれれば視聴が出来ますので、興味ある方は聴いてみてください。
お勧めは7曲目のAlcantara
ヴィヴィアンがアコーディオンを弾きながら歌うスキャトは、聴いていて心が弾みます。
彼らの新作アルバム『 Jazz in my Musette 』は、下記の写真左のような楽器編成。
ヴァイオリンにアコーディオン二人からなるトリオです。
以前は写真右のようにカルテット編成だったのだが、音楽性の不一致で二人抜けたみたい?!
だが、前作も名作だと思います。ちょと民族色が強いかな !!
実はMamも、約二年前だがライブ演奏を聴いた事がある。
そして、やっぱり音楽は生演奏に限る。彼らの軽快なサウンドが、体内リズムを刺激させる。耳に心地よい。
最後に、このリンク をクリックすれば、フランスのミュージックシーンが垣間見れると思います。
そんな感じで、フランスの現在進行形のミュージックシーンを開拓しながら
または、お気に入りの酒場で音楽を聴きながら、酔いどれ船に揺られる日々です。
Monde