冬の猿 | TERRA EXTRANJERA

  冬の猿

                       久々のBLOG更新

              最近、曇り空が続くせいか巴里の憂鬱に陥っていました。


     って言うような事は、まったく無いのです。実は光と影を操る作業に没頭していました。

                  私は、薮睨みな視線が多い冬の猿なのだ。


        時の抜け殻を光と影で刻印する。これが冬の猿の最低限の使命である。

     

               関係ないですが、メキシコに行ってみたい今日この頃。


                            そして


               メキシコ映画界の新生。カルロス・レイガダス監督。


          


 今月だけで6本Cinemaを観ました。だが今回は、日本でもメジャーなフランソワ・オゾンの新作を紹介。

                Le Temps Qui Reste (ル・タン・キ・レステ)を鑑賞。

*上のLe Temps Qui Resteをクリックすると、フランソワ・オゾンの公式ホームページへアクセスします。

           そこで予告編が観れますので、興味ある方は覗いてみてください。


                


                      簡単にストーリーを説明


                ロマンは30歳。職業はカメラマン。そしてゲイ。

 彼は或る日、医者に不治の病を宣告される。そして、残された時間はあと数ヶ月しかないことを知る。

生と死の狭間に葛藤しながらも、残された人生。悔いの無いように行動する。そして最後は海辺へ・・・

     観終わった後、監督の過去の作品に共通するテーマ。母性へのオマージュを堪能した。

              そう言えば、我輩こと冬の猿も久しく海を見ていない。


 パリから海のある場所へ行くには、2時間も電車に揺られて、ノルマンディー地方へ行くしかないのだ。

     幸い、今年のNOEL(クリスマス)はノルマンディー地方のバイユーと言う街で過ごす。


                     バイユーからは海が近い。

   2005年もあと数日で終わり。冬の猿は、久しく聴いていない海の呼吸に耳を傾けたいのだ。

                                                         Monde