春夏秋冬そして春
京王線沿いのとある駅。
現在、お世話になっている親友。H君宅へ帰宅中の出来事。
また、季節外れだが、ガリガリ君のソーダ味をかじりながらの出来事でもあった。
家まで帰る途中、外灯に照らされた桜が目に映り何故か足を止める。
その光景を見ているうちに、こんな他愛のない想いを抱いた・・・
そう言えば
3年前の桜鱗が咲く頃。
この季節に僕はパリへ旅立った。
そして、3年後
桜鱗がドブ川の表面を覆い隠す頃。
この季節に僕は東京へ戻ってきた。
また、今から32年前
桜鱗が舞い、僕の両親が家庭を築いていた頃。
僕はこの季節に産声を上げた。
それから、来年の
桜鱗が歩道の脇に散乱している頃。
どのような状況で春を迎えることが出来るのだろうか?
そんなリリシズムに浸りながら、気がついたらガリガリ君を食べ終わる。季節外れなのでちょと寒気がする。
ちなみに、アイス棒にマークしてあるクジはハズレだった。
桜は咲き乱れ、人々の心を麻痺させ、後腐れも無く散る。
また、その痙攣的な一瞬の美に僕は酔いしれた。
季節
それは、何時までも
Manege ( 回転木馬 )のように駆け巡る。
僕はそんな中でも特に春が好きだ・・・
PS
現在、親友の写真家。H君の個展が渋谷の『ギャラリーコンシール渋谷』で開催されています。
彼は、度々僕のBlogに登場する人物。
簡単に紹介すると、ユーモアがあり、エロティクなアートを追及する写真師。
またはエロ事師でもある。
興味のある方はhttp://phossy.exblog.jp/ をクリックして下さい。
Monde